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防錆剤

防錆油(錆止め油)はプラスチックやゴムに影響を与える?

2025.05.16

お客様から「とある防錆油はプラスチックやゴムに接触させても問題ないのか?」「防錆油とゴムとの相性はどうだろうか?」という疑問をいただく事があります。

回答)防錆油の成分や接触する素材の種類によって、プラスチックやゴムに影響を与える可能性もあります。

防錆油には、防錆成分だけでなく、溶剤やベースオイル、界面活性剤など複数の成分が含まれています。
中でも、鉱油系ベースオイルや石油系溶剤は、特定のゴムや樹脂と接触した際に、膨潤・軟化・クラックの発生といった影響を及ぼすことがあります。
たとえば、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)は鉱油に弱く、ポリカーボネートは有機溶剤によりクラックを起こすことがあります。

また、同じ「ゴム」や「プラスチック」といっても、その材質によって耐油性や化学的耐性は大きく異なります。
フッ素ゴムやフッ素樹脂などは比較的防錆油に対して安定していますが、
EPDMやスチレン系樹脂などは影響を受けやすいため、使用には注意が必要です。

【ゴムへの影響確認】
下記画像は、ニトリルゴムとエチレンプロピレンジエンゴムをそれぞれ防錆油に浸漬させて一晩経過した様子を観察した画像です。
エチレンプロピレンジエンゴムは、10%程度面積が増大したことが分かります。

防錆剤_ゴム変化

そこで、接触素材によって、適切な防錆剤を選定することが重要となります。
当社では、防錆剤ごとに樹脂・ゴムへの影響を確認しており、おおよその目安として使用前にお客様に情報を提供することが可能です。

防錆剤の樹脂への影響(イメージ)
(※防錆剤のゴム・樹脂への影響リストイメージ)

防錆剤の使用の前に、樹脂やゴムへの影響を確認したい場合や特定の素材との相性を確認するためサンプルで試したいなど、
当社までお気軽にご相談ください。

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