打錠パンチの洗い残し・手作業研磨を解消 – 剥離剤除去を浸漬洗浄で効率化した導入事例
2026.02.26
【課題】
精密金型・精密部品へのコーティング受託加工を行っているN社様では、
錠剤製造時に使用される金型部品である打錠パンチなどのメンテナンス工程において課題を抱えていました。
これらの部品はコーティングが施されているため、メンテナンス時にはコーティングの剥離処理を行いますが、
剥離後には、金属表面に黄色く変色した残渣が発生していました。
当該残渣は除去が困難であり、従来は1本ずつ手作業で擦り落とす必要がありました。
特に複雑形状やシボ面では研磨剤が届かず、洗い残しが発生するなど、作業効率と洗浄品質の両面で課題となっていました。
【導入のポイント】
N社様からのご相談を受け、弊社では残渣の原因物質の特定が困難である点を踏まえ、性状の異なる複数製品を用いた評価試験を実施しました。
強酸化剤系、塩素系、還元剤系、アルカリ系、酸性系など多角的な観点から検証を行い、母材への影響と除去性能の両面を評価した結果、最適解として「KC-12」を提案しました。
その後、現場でのテストを経て導入に至りました。

【導入後の成果】
導入後は、KC-12(原液・浸漬30分)→水洗い→アルコールによる水切り の工程に変更しました。
その結果、
- 従来は50本の処理に3〜4時間要していた作業が、約1時間に短縮(約70%の時短に)
- 手作業による研磨工程が不要となり、研磨作業がゼロに
- 研磨剤が届かなかった形状物・シボ面でも洗い残しなく除去可能
となり、作業効率と洗浄品質の双方が大幅に向上しました。
【お客様からの評価】
「従来は手作業での研磨が必須で作業時間も長く、品質のばらつきも課題でしたが、KC-12の浸漬処理により作業の省力化と品質の安定化を実現できました。特に複雑形状やシボ面の洗浄性向上は大きなメリットです。」
※導入ユーザーへの聞き取りに基づく事例です。効果は使用条件により異なります。




