光造形3Dプリンタの未硬化レジン洗浄|穴内部洗浄で寸法精度を安定化
2026.03.02
【課題】
インプラント治療に用いる顎模型を製作している歯科技工所A社様では、3Dデータを活用し、UV硬化レジンによる3Dプリンタ造形を行っていました。
UVレジンは光照射により硬化する液状樹脂であり、造形時には層状に硬化させながら模型を成形します。
しかし、穴内部など光が届きにくい箇所では未硬化レジンが残留しやすい傾向がありました。
残留樹脂は設計通りの寸法再現を阻害し、インプラント体との適合確認に支障をきたす要因となっていました。
さらに、残留樹脂が後硬化すると再加工が必要となり、作業負担の増加や製作効率の低下が課題となっていました。

【導入のポイント】
上記課題に対し、未硬化レジンの確実な排出を目的として、UV硬化レジン専用洗浄スプレー「3DPR Detail Shape Cleaner」を提案しました。
本製品はエアゾールによるジェット噴射方式を採用しており、
・ブラシや浸漬では除去が困難な未硬化レジンを排出できること
・簡便に使用でき、作業性を損なわないこと
が評価されました。
特に、光が届きにくく未硬化樹脂が残留しやすい穴内部への洗浄性が期待され、現場テストを経て導入に至りました。
| 【従来工程】 | 【3DPR Detail Shape Cleaner】 |
| IPA浸漬 | ジェット噴射 |
| ブラシでかき出すも、穴内部には浸透せず | 穴内部にも到達し、洗浄が可能に |
| 未硬化レジンが滞留 | 未硬化レジンを排出 |
| 寸法誤差の要因 | 寸法精度の安定化 |
【導入後の成果】
導入後は、3Dプリント後の洗浄工程に3DPR Detail Shape Cleanerを使用することで、
・穴内部の未硬化レジン残留の低減
・設計値に近い寸法精度の再現
・洗浄起因の寸法誤差の改善
といった成果が得られました。
これにより、従来課題であった再加工の発生が抑制され、安定した顎模型製作が可能となりました。
【お客様からの評価】
「穴内部の未硬化レジン除去が難しく寸法精度に影響していましたが、3DPR Detail Shape Cleanerのジェット噴射により確実な排出が可能となりました。
再加工の発生も減り、模型製作の安定性向上につながっています。」
※導入ユーザーへの聞き取りに基づく事例です。効果は使用条件により異なります。




