ワイヤカット加工面に溶着した真鍮除去。

製品の特長

●BR-36は、一般的な錆取り剤では落とし切れない鉄系材料のワイヤ1stカット後のカッ卜面に溶着する真鍮を除去します。
●金属表面のツヤを落とさず、また銅色化することもありません。

リン酸、チオ尿素、有機酸、界面活性剤、水

５Ｌ、１０Ｌ、２０Ｌ

■ワイヤ1stカット後のカット面に溶着する真鍮の除去
■ワイヤカットワークの黒染め前の真鍮除去
■ワイヤカットで生じる錆の除去

原液のままご使用ください。

1.本液にワイヤ1stカット後のワークを浸漬して下さい。この時、カット面が容器底面と接触しないよう浸漬して下さい。
2.カット面の真鍮と反応し泡が出始めます。真鍮との反応が終わると泡が収まってきます。処理後、カット面には反応物による黒ずみが生じます。
3.ワークを引き上げ、溜め水でリンスして下さい。この時、市販のメラミンスポンジ等を用いてカッ卜面に生じた黒ずみを擦り落として下さい。
注意
・耐食性が弱い材料の場合、リンス水に当社水溶性中和防錆剤メカヒビター#325を添加して頂くことをお奨めします。

ウエス等で水分をよく除去して下さい。
ワークを保管する場合は当社防錆剤CP-3等をご使用下さい。

使用方法を動画で公開中！

ご注意点

・アルミ・亜鉛・ブリキ・メッキ製品等、変色する材料もあります。端材等であらかじめお確かめの上ご使用ください。なお、銅、真鍮製品にはKC-12Aの使用をお薦めいたします。
・長時間の浸漬は材料を変色させる可能性がございますのでご注意ください。
・ご使用される際には必ず「安全データシート(SDS)」をお読みください。
・「安全データシート(SDS)」は、お問い合わせからご請求ください。
・乳幼児の手の届くところに置かないでください。
・直射日光を避け、換気の良い冷暗所に保管してください。
・予告なしに記載内容を変更することがございます。あらかじめご了承ください。
・保管中に沈殿物を生じますが、性能上問題なくご使用できます。

①②ワイヤ1stカット後の製品を原液に浸漬してください。浸漬用の容器はプラスチック製のものをご使用下さい。除去速度を上げる方法として、40 ℃程度まで加温する、また超音波洗浄機を使う方法があります。
③泡が収まり次第、黒ずみをメラミンスポンジで擦りながら、速やかに水でよく洗い流して下さい。腐食しやすい材質の場合は、メカヒビター#325を添加した水を用いると錆の抑制に効果的です。
④水洗後の金属表面は再び錆が発生しやすい状態にあります。中和防錆剤でワークを中和し、錆の再発を防止して下さい。水溶性中和防錆剤で処理後、ウエスまたはエアブローで乾燥させて下さい。（弊社水溶性中和防錆剤：メカヒビター#325、油性防錆剤：CP-3、CP-3000、CP-4000）錆取り中にワークの変色が見られた時が液交換時です。新液に交換して下さい。

「ワイヤカット加工後のワークの面精度を維持しながら錆・変色をスポンジで除去」に成功！

ワイヤカット加工後のワークの面精度を維持しながら錆・変色をスポンジで除去　～BR-36～