ワイヤカット加工品、金属部品の錆除去。水希釈して使用可。

製品の特長

●リン酸を主成分としており、塩酸や硝酸と比較して人体や周辺金属への影響は少ないです。
●金属表面を傷めることもなく、短時間（1～10分）で錆が処理できます。
●水で希釈使用（2～10倍）でき、引火性・爆発性はありません。

りん酸、有機酸、界面活性剤、酸洗抑制剤

５Ｌ、１０Ｌ、２０Ｌ

■製造工程中に発生した金属部品・製品の錆除去
■ワイヤカット加工により発生した錆の除去
■塗装・メッキ等の前処理
■ステンレス鋼の酸洗い仕上げ
■加工材料の錆除去

処理表面の錆の発生程度に応じて原液から10倍希釈で ご使用ください。
※初めてご使用になる場合は、3倍希釈でお試しください。その後、錆の除去程度を確認し、濃度を調整ください。

1.錆びたワークを浸漬してください。
2.錆が落ち次第すみやかに、水でよく洗い流して下さい。
3.水洗後の金属表面は再び錆が発生しやすい状態にありますので、水置換性防錆剤（当社CP-3等）をご使用下さい。

注意
・使用液が劣化した場合、継ぎ足して使用されるより、新液に交換していただいた方が、効力・液もち共に上回ります。

浸漬処理をする際には、硬質なプラスチック容器をご使用ください。金属の容器は避けてください。

ご注意点

・亜鉛・ブリキ·メッキ製品等、KC-12により黒く変色する材料もあります。初めて処理する場合は、端材等であらかじめお確かめの上ご使用ください。なお、銅、真鍮製品にはKC-12Aの使用をお薦めいたします。
・ご使用される際には必ず「安全データシート（SDS）」をお読みください。
・「安全データシート(SDS)」は、お問い合わせからご請求ください。
・乳幼児の手の届くところに置かないでください。
・直射日光を避け、換気の良い冷暗所に保管してください。
・予告なしに記載内容を変更することがございます。あらかじめご了承ください。

①②錆びた製品を浸漬して下さい。錆の発生状態で、浸漬時間（10分）、希釈使用製品の場合は希釈倍率（2～10倍）を変えて頂くと効果的です。浸漬用の容器はプラスチック製のものをご使用下さい。除去速度を上げる方法として、希釈倍率を下げる、40 ℃程度まで加温する、また超音波洗浄機を使う方法があります。
③錆が落ち次第、速やかに水でよく洗い流して下さい。腐食しやすい材質の場合は、メカヒビター#325を添加した水を用いると錆の抑制に効果的です。
④水洗後の金属表面は再び錆が発生しやすい状態にあります。中和防錆剤でワークを中和し、錆の再発を防止して下さい。水溶性中和防錆剤で処理後、ウエスまたはエアブローで乾燥させて下さい。（弊社水溶性中和防錆剤：メカヒビター#325、油性防錆剤：CP-3、CP-3000、CP-4000）錆取り中にワークの変色が見られた時が液交換時です。新液に交換して下さい。

・動画はこちら
・中和処理処理方法（PDF)、　中和処理剤早見表（PDF)もあわせてご覧ください。