油性防錆剤のコスト高・ワークの洗浄不良トラブルを水溶性防錆剤への変更で解決!! ~メカヒビター#50~
S社様事例
【課題・お困り事ごと】
第①段階:製品の加工工程間において鉄系ワークの錆が発生しました。
第②段階:第①段階を受け、油性防錆剤を利用して、工程間の発錆に対応をしました。
工程間の錆は収まりましたが、後工程に研削工程(水溶性)があり、油分の混入を避けるため、研削工程直前に水溶性洗浄剤でワークの洗浄が必要でした。
ただ油性防錆剤と水溶性洗浄剤の相性は悪いため、洗浄液が汚れやすく、洗浄液が汚れてくると、
洗浄不十分のワークが増え、再度洗浄をしなければならなくなり、コストがかさんでいました。
【これで解決!】
第③段階:油性防錆剤を水溶性防錆剤『メカヒビター#50』に変更。
ユーザー様では水溶性防錆剤の防錆力に不安を持たれていましたが、
当社の水溶性防錆剤ラインナップの中でも、比較的高い防錆力を持ち、
容易に洗浄可能な水溶性防錆剤『メカヒビター#50』を提案し、サンプルトライをしていただきました。
【その結果】
ユーザー様ご希望の防錆期間を満たした上、
後工程の水溶性研削剤に容易になじみ、水溶性研削剤を汚すことが少なくなったため、洗浄工程が不要になりました。
また、防錆剤を希釈できることから、防錆剤そのもののコストも下がり、
2重でコストを改善させる結果となりました!
【参照記事】
下記、当社ブログにて、油性防錆剤と水溶性防錆剤の役割、洗浄剤の相性などを紹介しています。
ぜひご覧ください。
水溶性防錆剤と油性防錆剤の違い
よく落ちる洗浄剤は油性?水溶性?
防錆剤の除去(洗浄)方法
【日本メカケミカルからのお願い】
日本メカケミカルでは、当社製品を活用した問題解決へのご提案を行っています。
錆や洗浄でお困りの際には、お問い合わせフォームから、お気軽にご相談ください。
※当記事はとあるお客様の事例となります。すべてのお客様に適用できるとは限りません。