プレス加工油の強さ
2021.05.28
プレス加工潤滑剤について
「C-100CとU-300どっちが強いの?」
といった問い合わせをいただくことがあります。
回答)実際にサンプルトライしないとわかりません。一つの評価軸で優劣をつけることはできますが、、、。
油剤は様々な機能を持つ添加剤を混合してつくられています。
処方開発者は「あの加工はキツそうだな、、、高温領域で働く添加剤を使おう」とか考えています。
ところがせっかく高温下で効く添加剤を混合しても、実際の加工で高温にさらされなければ、その添加剤は働かないことになります。
それどころか働かない添加剤を入れたせいで、低温~中温領域で働く添加剤の「割合」を減らすことになります。
「過酷な加工で効く添加剤が入っているから強い」…これは正解ですが、
「その加工において過不足なく働く成分で構成されている油が強い」…も正解と私たちは考えます。
一つの加工、一つの試験機、に限定すれば油の強さに順位付けが可能です。
当社でも試験機で測定していますが、あくまで潤滑性能の一つの評価軸であり、数値は目安としてご検討いただくよう説明しています。
どっちが強いのか?
当社営業部隊も開発部隊も迷います。
お客様の加工内容をお聞きし、これまでの膨大な実績(加工内容、材質、板厚、前後の工程、、、)をもとに、適した加工油を数点選定し、サンプルトライをお願いしています。
プレス加工潤滑剤でお困りがあれば、まずはご相談ください。