油性防錆剤 スプレーと霧吹き どっちがいいの?
2022.12.07
当社油性防錆剤に原液タイプとエアゾール(スプレー)タイプがあります。
製品一例) 原液タイプ:CP-3、スプレー缶:メカキーパーCP-3N
原液タイプは
①浸漬(ジャブジャブ使う)
②刷毛塗り
③ウエスにしみ込ませて拭く(塗る)
④ハンドスプレー(霧吹き)に詰め替えて吹き付ける
などの使い方ができます。
この記事では、
「Ⓐ最初からスプレー缶に入っているもの=スプレー缶(エアゾール)」と
「Ⓑ原液をハンドスプレー(霧吹き)に詰め替えて使う場合=霧吹き(ハンドスプレー)」の
それぞれのメリット・デメリットを書いてみます。
どちらのタイプでも、塗ってしまえば防錆油として働きます。
使い勝手の点でそれぞれにメリットとデメリットがあります。
Ⓐスプレー缶(エアゾール)について
スプレー缶。当社ではエアゾールと呼んでいます。
防錆油とともに噴射ガスが詰められています。
ボタンを押すと噴射ガスとともに防錆油が霧状になり吹き付けることができます。
『スプレー缶のメリット』は、
1. すぐに使える(詰め替えの手間なし)
2. 噴射圧が強いので、遠くまで届く / ホコリや異物を押しのけながら塗布できる
3. ノズルをつけると穴内に届きやすい
などです。
逆に、『スプレー缶のデメリット』は、
1. 噴射ガス/専用缶代が製品価格に入る(その分比較的割高になります)
2. 条件によっては噴射ガスの気化熱により結露して錆の原因となることがある
3. 高圧ガスの点から火気厳禁/換気等安全対策がプラスされる
4. 多量に使う場合はスプレー缶ゴミが増える
などです。
Ⓑ霧吹き(ハンドスプレー)について
続いて霧吹きです。当社ではエアゾールと区別して「霧吹き」や「ハンドスプレー」と呼んでいます。
防錆油原液(18Lや10L缶)を有機溶剤対応のハンドスプレー容器に詰め替えて使います。
主なメリット、デメリットはスプレー缶(エアゾール)の逆となります。
メリット:
原液供給なので防錆油としてのコストは抑えられます
デメリット:
1. 噴射の勢いが弱い
2. 詰め替えの手間がかかる
3. ずっと吹き続けていると疲れます
製品、機械、さまざまな鉄材に対して、
ピンポイントで/広い面積で塗りたい、取り外せないところに塗りたい、穴の内部に塗りたい、など
使用用途に合わせてスプレー缶(エアゾール)と霧吹き(ハンドスプレー)どちらがオススメかご提案いたします。
お気軽にお問い合わせください。