防錆剤の膜厚
2023.02.07
営業マンがこんな話をしています。
「防錆油の強さは厚みで決まるのか?」
「でも厚みがほぼ同じでも防錆力に差があるよね」
「厚み以外に何が効いているんだろう?」
研究員によると、
防錆油を厚く塗ると鉄表面に酸素や水が触れるチャンスが減るので防錆効果を高める方法として正しい考え方とのことです。
また、防錆剤を薄く塗布しても、下のイメージのように防錆成分が『ぎゅっと詰まった状態』で鉄表面にくっついているかどうかで効き目が変わるという考え方もできるようです。
<防錆油塗布イメージ>
当社油性防錆剤では「CP-10」などは、特に『ぎゅっと詰まった状態』の製品に該当します。
薄く塗布しても、防錆成分が『ぎゅっと詰まった状態』で防錆効果も高く、
さらさらとした液体なので、防錆剤の塗布量が少なくすみ、最終的にコストパフォーマンス(コスパ)が良い製品としておすすめしております。
冒頭の画像はCP-4000Gを厚みを変えて塗布したものです。
左の薄く塗布したほうでも十分な防錆性能です。右はさらに高い防錆性能が得られますが、表面がベタベタします。
防錆油剤は材質や使用条件に合わせて各種ラインアップされております。
一時保管中の錆、変色でお困りごとがあればご相談ください。