錆取り剤 KC-12 錆取りと変色防止
2024.06.28
当社の主力製品である「錆取り剤 KC-12」
もちろん錆取り剤ですので、鉄系ワークの錆を落とす効果があるのですが、
実はその正反対と思われる「表面を守る」成分も入っているのです。
KC-12をご使用中のユーザー様よりこんな相談がありました。
「錆は落ちるんだけど、ワーク表面が黒くくすんでしまう」
材質はSKD11。KC-12は10倍希釈で使用。
少し濃いめの3~5倍希釈で処理していただくようお願いし、その場で試したところワークがくすむことなく満足いく仕上がりとなりました。
「濃く使うと変色が強くなると思い、薄めに使っていた」とのこと。
KC-12には錆を溶かす「攻め」の成分と、変色を抑制する「守り」の成分が入っています。
攻めすぎず、守りすぎず、ちょうどよい状態で錆を落としていくことが理想です。
上記のユーザー様では守りの成分が少なくなりすぎてしまったようです。
ワークの材質やご所望の仕上がりに合わせて、攻めと守りのバランスを取りながら(液の濃度、浸漬時間や温度を調節)ご使用いただきたいと考えています。
錆取りでお困りのことがありましたら、ご相談ください。