ラストリムーバーPH-27ってなに？　KC-12と何が違うの？

回答）
酸性の錆取り剤です。KC-12よりもpHが高いです。
pH（代表値）　PH-27：2.7、KC-12：1以下

「pHが低い＝酸が強い」と言えます。そのためKC-12のほうが錆を溶かす力が強いです。
ワイヤ放電加工後の錆除去性能を比較（社内試験）すると、PH-27の原液とKC-12の3倍希釈液と同等でした。

PH-27はユーザーのこんな要望に応えるために開発されました。
「pHが2より大きい錆取り剤を作ってほしい」
お客様社内の自主規制があり、pHが2以下の酸は使えないとのことでした。

ところで、お客様社内自主規制pHが2以下の「2」はどこから来たのでしょう？
まず、pHが低いものを『強酸性』と呼び、おおよそ2以下のものを言うことが多いようです（「強」を付けるか付けないかの明確な基準はないようですが）。

また、廃酸の中でpHが2以下のものは特別管理産業廃棄物に該当します。
「2」が基準となるわけではありませんが、pHが小さい酸性の液を長年使用していると、pHが大きめの酸と比較して、設備（鉄ほか）を腐食させやすくなる。
など様々な理由があるようです。

こんなふうに使いたい、こんなの作れる？、その他ご要望ございましたらお気軽にお問い合わせください。