油焼け抑制におすすめ! 油性防錆剤 CP-4000
2022.01.07
「油を塗ったのに鉄鋼材料表面が茶色~黒っぽく変色した」といった質問を毎年夏場になるとよくいただきます。
その現象を油焼け、またはオイルステインとも言います。これは、母材表面が変化しており、洗浄剤では簡単に除去できません。
梅雨から夏季の高温多湿時に起きやすい現象で、当社には6月から8月によく問い合わせがあります。
油焼けイメージ画像
この現象は、
①ワーク同士が重なっている場合や接触している部分周辺。
②ビニールシートをかぶせて保管するとき。
③その他、防錆油を使用せず加工油が付着したまま加工品を保管したとき。
などの保管条件の場合に発生する可能性が高くなります。
原因は油膜内に部分的に「不均一」な状態ができるからと言われております。
不均一とは、油膜の一部分が湿気を吸収して周辺よりもごくわずかに水分が多くなっている状態のことです。
そしてそのごく微小な不均一な部分に油焼けを引き起こす化学物質が電気的に引き寄せられ、その後ワーク表層と反応すると考えられております。
さらにワーク間またはワークとビニールシート間が極端に近い(一部がほぼ接触している)場合、その反応の頻度が増すと考えられております。
そこで、油焼けを引き起こしにくい防錆剤としてCP-4000をおすすめしています。
CP-4000は先述した「油焼けを引き起こす化学物質」が引き寄せられても、その反応を弱める対策がなされております。
①高温多湿の6月から8月に保管する。
②加工製品同士の接触面積が大きい(平面で重なる)。
③製品出荷までの保管期間が延びた。
などの場合にはCP-4000の使用をぜひご検討ください。
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