よく落ちる洗浄剤は油性?水溶性?
2022.04.12
洗浄剤の選び方についてお問い合わせをいただきました。
「プレス加工品を洗浄したい。どの洗浄剤を使えばいいの?」
「油性と水溶性の洗浄剤があるけど、どっちがよく落ちるの?」
といったお問い合わせです。
回答)油性洗浄剤メカCS-40をご検討ください。
どちらがよく落ちるのかは汚れによって異なります。
洗浄のポイントの一つは、同系統のものを使うことです。
ですので、油性の汚れには油性の洗浄剤を使用するのがおすすめです。
油の性質をもったもの同士はなじみやすく、油性同士だと上手に溶け合い洗浄できます。
油性と水溶性の組み合わせだと、上手く混ざり合わず、洗浄不良を起こしたりもします。
逆に、水溶性の潤滑剤等が付着していれば、水溶性の洗浄剤がおすすめです。
(※同系統の洗浄剤を使ってもすべての汚れを落とせるわけではありません。)
今回の場合、お客様に詳細を伺ったところ、
『油性のプレス潤滑剤が付着している。ワーク材質は鉄系で、容器内でジャブ洗いしたい。』
との要望でしたので、油性洗浄剤をおすすめしました。
油性と水溶性、それぞれにメリット、デメリットがあります。
油性は火災の危険性があり、油性を使いたくない場合もあります。
当社では、ワーク材質や洗浄方法など要望を伺いながら適した製品を選定・ご提案しています。
今回プレス油での事例でしたが、油性防錆剤の洗浄でも同じく油性の洗浄剤を使用することをおすすめします。
洗浄工程でお困りごとやお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。