乾燥タイププレス油 乾燥がはやい?おそい?
2021.12.07
乾燥タイププレス加工潤滑剤について問い合わせがありました。
「製品Aと製品Bではどちらが乾燥がはやいの?」
回答)・・・(困)。
というのも、お客様の目的によって乾燥がはやい、おそいが決まってくると考えられるからです。
答えを出すには予め「乾燥終了のゴール地点」を考えておく必要がありそうです。
触ってベタベタしないこと、残留〇〇%未満を乾燥終了とする、などです。
図をご覧ください。
上方向を残留量、右方向を時間とした図です。
Aは遊園地のフリーフォール型です。
最初急激に落ち、その後なだらかになります。しばらく地面に着きません。
Bはそれに比べてなだらかな滑り台型です。ゆっくり落ちていき、地面に着きます。
乾燥終了のゴールを赤ラインで設定した場合は、「Aがはやい」となりますが、青ラインで設定すると「Bがはやい」となってしまいます。
「・・・(困)」です。
乾燥タイプの加工油は原料の混合比率を変えてAやBのような製品をつくることができます。
また、お客様の目的に合わせた乾燥時間のプレス加工潤滑油の製造も可能です。
製品Aと製品B。
ユーザー様の加工に合っているほうはどちらか。
加工後の残留量は合格(許容)か。
乾燥終了のゴールを見極めるためサンプルトライをお願いしています。