錆取り剤 KC-12 液交換のタイミング
2021.11.26
KC-12の交換のタイミングは? 劣化の判断は?
回答)
液交換のタイミングは、使用条件、使用頻度により異なり、また錆取り後の合格(許容)範囲が異なるため、それぞれのユーザー様にて設定していただいております。
劣化の判断は、「錆が落ちにくくなってきたとき」および「母材が変色しやすくなってきたとき」です。
こちらも錆取り後の合格基準が異なるため、ユーザー様にて設定していただいております。
当社試験室でも、ワイヤカット端材を使用し「錆が落ちにくくなってきたとき」「母材が変色しやすくなったとき」を寿命とした試験をしていますが、
結局は、寿命判断の「錆が落ちにくく」「母材が変色しやすく」の基準は当社研究員にあり、実際の現場では、ユーザー様に委ねられます。
交換時期は「使用しながらの経験からの判断」となってしまうため、最初は目安を決めることは難しいかもしれません。
また、① 錆の度合いが異なる、② 浸漬時間が異なる、③材質が異なる、など条件が異なることや合格基準が異なることが、寿命がバラつく原因であり、劣化の判断を難しくしています。
あるユーザー様では、仕上がりの状態を見て、A:いつも通り、B:なんだかいつもと色が違うぞ、C:赤み~黒っぽくなった、の3段階くらいの認識で、Bの段階になったら「そろそろ液交換の時期かな」とCの段階になる前に新液に交換しているようです。
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