「〇〇を改善したい。プレス加工油ってどう選ぶの？」というお問い合わせをいただくことがあります。

回答）
プレス加工油の選定には、動粘度、防錆性、塗布方法など様々な要素が関わります。
「強い油が欲しい」「水で洗える」「スプレー塗布したい」などのニーズに応じて、最適な油を選ぶことが重要です。

基本の選定ポイント

●動粘度が高い → 厚板・深絞り向け
●動粘度が低い → 薄板・抜き加工向け
●水溶性タイプ → 環境対応・洗浄性重視
などのポイントがあります。

よくあるご要望と解決策

✅ 「強い加工油が欲しい」 → 高負荷対応の極圧剤入りタイプ
✅ 「脱脂を簡単にしたい」 → 低粘度・水洗浄対応タイプ
✅ 「コストを抑えたい」 → 汎用グレードから選定
✅ 「スプレーで塗布したい」 → 霧化しやすい低粘度タイプ
✅ 「水で洗えて錆びない油がいい」 → 防錆剤添加の水溶性タイプ

サンプルトライで最適解を！

カタログスペックだけでなく、実際の加工環境で試すことが重要です。
当社ではサンプルトライを通じて、最適な油の選定をサポートしています。
試した油が合わない場合、新規製品開発にも対応しております。新規製品開発を通じて、たくさんのプレス油が誕生してきました。（プレス油の種類については、こちらの記事もご覧ください。）
お気軽にご相談ください。

ご相談時にご用意いただきたい情報

●加工内容（絞り・曲げ・抜き など）
●ワーク材質・寸法（特に板厚）
●加工製品の大きさ・加工数（工程数）
●現在使用中の油剤（ある場合）
●改善したい点や課題
等の情報をいただけると、当社の選定がスムーズにできるケースが多いです。

今回はプレス油の選定方法を解説しました！プレス油の選定でお困りの際には、お気軽にご相談ください。