
防錆剤と消防法 引火点から考える選び方
2025.09.11
金属部品のサビを防ぐために使う防錆剤。
性能だけでなく、実は消防法上の区分も作業効率や安全性に大きく影響します。
油性防錆剤は、引火点の違いによって以下のように分類されます。
第二石油類(二石) … CP-3 / CP-6 など
引火点:21〜70℃
第三石油類(三石) … CP-4000 / CP-8U など
引火点:70〜200℃
「二石と三石って何が違うの?」と思うかもしれません。
簡単に言うと、三石は火がつきにくく安全性が高い一方、揮発に時間がかかるため、作業効率が下がる可能性があります。
逆に、二石は火がつきやすい分、乾きやすく作業効率は良くなります。
〇選び方のポイント〇
作業効率を優先したい場合 → 二石
安全性や大量使用を優先したい場合 → 三石
状況に応じて、二石・三石を使い分けることが大切です。
防錆剤の選択は、性能だけでなく消防法区分や作業環境も考慮すると、より安全で効率的な現場運用につながります。
弊社では、性能はもちろん、安全性や作業効率まで考えた防錆剤のご提案が可能です。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。