メカバイオアウト#140と#160Tの違い
2023.02.03
「防腐剤のメカバイオアウト#140と#160Tは何が違うの? どっちが効くの?」
回答)
大きく分けると、抗菌性能は#140のほうがより多くの菌に対応できます。ただし、後述のように例外もあります。
ただ、#140は引火性(消防法危険物第四類アルコール類に該当)であるため、輸出時などは危険物非該当の#160Tが好まれます。
「どっちが効くか」ですが、防腐剤は菌の種類によって効き目が異なるためサンプルテストで判断しています。
次のテスト結果をご覧ください。
使用液Aでは、#140が効きましたが、使用液Bでは、#160Tが有効でした。
また使用液Cでは別品番のメカバイアウト#250が少ない添加量で済みました。しかしながら、使用液Dでは#250はあまり効果がありませんでした。
メカバイオアウトシリーズ殺菌力比較テスト(例)
#140 | #160T | #250 | ||||
0.5% | 1% | 0.5% | 1% | 0.5% | 1% | |
使用液A | × | 〇 | × | × | – | – |
使用液B | × | × | × | 〇 | – | – |
使用液C | × | 〇 | × | × | 〇 | 〇 |
使用液D | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
使用液に対して0.5%または1%の当社防腐剤を混合したときの生菌数 〇:菌なし、×:菌が存在.
菌には多くの種類があり、上記結果のように効果のある防腐剤が異なります。
かと言って、ユーザーでの菌のすべてを把握する作業は多くの費用と時間を必要とし、現実的ではありません。
また使用液によっては沈殿が発生するなど、相性がよくない場合もあります。
当社ではサンプルで防腐効果があるかお試しいただけます。
防腐剤の選定や、腐敗しにくい切削剤などご相談等ありましたらこちらまでお問い合わせください。