防錆スプレー、防錆潤滑スプレー、潤滑スプレーの違いってなに?
2024.03.08
「防錆スプレー、防錆潤滑スプレー、潤滑スプレーの違いってなに?」
回答)
JISでは「さび止め油」「潤滑油形さび止め油」や「工業用潤滑油」などの規定があるようです。
しかしながら、お問合わせの3種類はどの性能に重きを置いているかを表しているものと考えられます。
一般的な『油』ならば、いくらかの防錆性能と潤滑性能を併せ持ち、どちらもプラスの性能として働きます。
その中でも、錆を抑える力が強い油を防錆油(防錆スプレー)と呼び、ツルツルと滑る性質が強い油を潤滑油(潤滑スプレー)と呼んでいます。
そしてその中間の性能(どちらもほどほどの性能)を持つものが防錆潤滑スプレーです。
また『潤滑』という言葉ですが、それが表す性能の範囲は広いです。
例えば、回転軸や往復可動部などの変形を伴わない潤滑から、切削や塑性加工など金属が大きく変形するときの潤滑まで、『潤滑』が使われます。
切削や塑性加工を行う金属加工油も「潤滑スプレー」に含めると、当社製品はおおよそ次のように分類できそうです。
防錆、防錆潤滑、潤滑の境目は曖昧ですが、弊社ラインナップでは、
メカキーパー CP-3N (防錆スプレー)、
潤鉄(防錆寄りの防錆潤滑スプレー)、
ドライモール F-3 (防錆潤滑スプレー)、
メカスーパータップ(潤滑スプレー~加工油剤)
となります。
同じ『防錆』や『潤滑』という言葉でも、お客様の求める性能は異なります。
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