酸性と中性の錆取り剤
2022.09.28
【2022年9月28日 加筆修正】
酸性と中性、どちらが良いイメージを持ちますか?
一般的には中性のほうが良いイメージという声が多いようです。
中性は水に近く、酸性は強い薬品のイメージがあるからかもしれません。
当社の錆取り剤には酸性と中性があります。
酸性タイプ(代表製品:KC-12)の
メリットは錆取り性能が良好、すなわち除去スピードが速い、頑固な錆を溶かす強さを持つ、などが挙げられます。
デメリットはその強さのために母材への影響がある、特別管理産業廃棄物に指定されることが多いため廃液処理工程が多い、などです。
他方、中性タイプ(代表製品:メカエコラスト・N)のメリット/デメリットは酸性タイプの逆であり、反応性がゆっくりであるため母材への影響が少ないが錆除去性能も弱い、また特有の臭気がある、ことなどが挙げられます。
ところで両者の錆取り剤において、錆を除去する原理について問い合わせをいただくことがあります。別のブログ記事(錆取り剤の原理)にて、詳しく記載しておりますので、ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
酸性、中性、それぞれにメリット、デメリットがあります。
錆取り性能を重視する、母材への影響をできるだけ少なくしたい、薬剤の臭気や作業環境を優先する、廃液処理のコストが重要、などお客様のご要望に合わせてご提案しています。
お気軽にご相談ください。