KC-12処理するときの容器って、どんなものを使うの?
2023.10.13
KC-12で処理するとき、どんな容器に入れるの? 使っちゃいけない容器ってどんなもの?
回答)
KC-12の場合、頑丈なポリエチレン製の容器をおすすめします。
金属製は頑丈ですが、使えません。
実際の具体的な事例としては、『通い箱』として使用されるプラスチックコンテナ(ポリエチレン製)がよく使われます。
(※イメージ)
その理由は、KC-12は酸性液体であり、金属と反応してしまうからです。
他のお問い合わせで「ステンレス製は使えるの?」もよくいただきます。
ステンレスは頑丈で耐性がありそうです。確かにKC-12では反応しにくい金属ですが、緩やかに、ゆっくりと、反応していきます。
そのため『容器』としては使えません(穴が空くことにつながります)。
【実験】
空き缶にKC-12を注いで、放置するとやがて穴が空いてしまう
ステンレス容器でも同様に容器の破損に繋がる可能性があります。
一方でポリエチレンは基本的には酸と反応しません。
ただし、ポリエチレン製容器も紫外線(太陽光、蛍光灯)、酸化、などの劣化(プラスチックの経年劣化)があるため、消耗品としての交換時期はやってきます。
製品の化学的性質から容器素材を選定する必要があります。
具体的にはご使用製品のSDSをご覧ください。
項目【7. 取扱い及び保管上の注意】の『安全な容器包装材料』に推奨材質が記載されています。
その他SDSには化学製品を正しくご使用いただくための情報が記載されています。
SDSのご請求は担当営業、またはこちらまでお問い合わせください。